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10年、写真をやってみて


ちょうど10年前の今日、中学校を卒業したばかりの僕は貯金したなけなしのお金でデジタル一眼レフカメラを買いました。
ここが僕が本格的に写真をはじめた出発点でした。

10年だから振り返ってしっかり文章にまとめようと思って、これまでの写真を観ていたのですが、
一週間くらい考えてもうまくまとめられなかったです。
それくらいたくさんのことがありました。
そんななかで思ったのは、やっぱり写真ってどこまでいっても本質は記録なんだということです。
過去の記憶を辿れるのもその時見たものを記録しているからであって、その断片がきかっけになって
頭の奥にしまってある時間を思い出させるんだと思います。
そういう写真の力は本当にすごいと思います。

10年の期間があると良い事ばかりではなくてやっぱり挫折もありました。
写真にだけは正直でいたいので恥を忍んで書いておきます。
僕は大学で一応写真を勉強していて、東京のスタジオに就職したいと思っていたのですが
願いかなわず卒業したあとは、名古屋のコーマシャルスタジオでアシスタントとして働き始めたのですが
長く続かず1年でやめてしまいました。あんなに大好きなはずだった写真を仕事にできたのに。
今思えば写真を仕事にするという覚悟足りてなかったんだと思います。どこかで甘えていた自分が居ました。

それでもやっぱり写真が好きだから自分の作品作りは続けました。
そんな中で行った今年1月の写真展は本当にいい節目になりました。

僕は本当に写真が好きなんです。
シャッターを切れば目の前の風景が記録されたり
はじめて高校の暗室でモノクロの現像をしたとき像が現れたときの感動は今でも忘れません。

なんか書いてて支離滅裂な文章になってしまいした。
なんというか写真には感謝しかないです。
写真を通してたくさんの経験をさせてもらいました。たくさんの人にも出会いました。

10年前と比べてすこしばかりは良い写真が撮れるようになっていると信じたいですが、
これからも変わらずに写真と付き合っていけたらいいなと思います。

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